福昌寺・飯沼康祐の 旬をいただく精進ごはん
地獄そうめん
夏野菜がたっぷり!
しらたきの食感が加わって
食べ応えも美味しさもアップ
材料(2人分)
- 油揚げ 1枚
- しらたき 1/2袋
- ミニトマト 6コ
- オクラ 3本
- みょうが(せん切り) 2本
- 生姜(せん切り) 20g
- 塩 小さじ1
- A
昆布と生椎茸の出汁(※) 400ml
醤油 50ml - そうめん 200g
- 七味唐辛子 適宜
- そうめんは茹でて冷水で洗い、ザルに上げておく。
- 油揚げは一口大に、しらたきは食べやすい長さに、ミニトマトは4等分に切る。オクラはがくの部分を包丁で切り落とし、斜めに薄く切る。
- 鍋にごま油(大さじ2)を入れて火にかけ、しらたきを炒める。水分がとんで、しらたきに張りが出てきたら、ミニトマト、生姜、塩を加えてさらに炒める。
- A、油揚げ、みょうが、オクラを加えてひと煮立ちしたら器に盛る。
- お好みで七味唐辛子を加え、そうめんをつけながらいただきます。
※昆布と生椎茸の出汁のとり方
- 昆布15×7cm 程度のものを2 ~3 切れ
- 生椎茸 8コ程度
- 水 1ℓ
- 固く絞ったふきんで昆布の表面を軽く拭く。鍋に水と昆布を入れて30分ほど浸しておく。
- 椎茸の軸を除き、1に加えて火にかける。アクが浮いてきたら丁寧に取る。
- 煮立つ直前に昆布を取り出し、鍋を火から下ろす。
茄子とズッキーニの揚げ浸し
お酢を利かせた
さっぱり味が後を引く
夏バテ知らずの絶品揚げ浸し
材料(作りやすい分量)
- ズッキーニ(緑・黄) 各1本
- 茄子 2本
- オクラ 1袋
- 生姜 20g
- A
昆布と生椎茸の出汁(※) 300ml
酢 120ml
醤油 50ml
みりん 50ml
砂糖 大さじ2
- 鍋にAを入れて火にかけ、ひと煮立ちしたら火を止める。粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やしておく。
- 茄子はヘタを落として縦半分に切り、斜めに格子状に切れ目を入れてから食べやすい大きさに切る。ズッキーニは1cm厚の輪切りに、生姜は薄切りにする。オクラはがくの部分を包丁で切り落とす。
- 2の野菜を素揚げして、1の出汁に浸していく。粗熱が取れたら冷蔵庫でしっかり冷やしてから器に盛る。
きゅうりの生姜漬け
材料を入れてもみ込むだけ!
ごまと生姜が香る
サラダ感覚の浅漬け
材料(作りやすい量)
- きゅうり 2本
- 生姜(せん切り) 30g
- 白ごま 大さじ2
- 塩 小さじ1
- ごま油 大さじ1
- きゅうりを乱切りにする。
- ポリ袋にごま油以外の材料をすべて入れてもみ込む。きゅうりがしんなりとしたら、ごま油を加えて再度もみ込み、冷蔵庫で30分ほどねかし、器に盛る。
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精進料理会レポート「料理僧三人衆食事会 ~食べる仏教 味わう命~」
飯沼康祐(いいぬま・こうゆう)
天台宗福昌寺副住職。1982年川崎市生まれ。19歳の夏に比叡山延暦寺で出家得度。大正大学在学中に食を通じた布教に興味を持つ。卒業後、都内飲食店で料理修業をしながら調理師免許取得。現在お寺を中心に各 地で精進料理会を開催。主な活動として「坐りびと・旬粥」(まちのお寺の学校)、「時をみる会」など。また「料理僧三人衆」のひとりとして、「ダライ・ラマ法王と若手宗教者100人の対話」などでも料理をふるまう。