第九回 「意外と楽しいお墓巡り」月イチ連載「村田雄麻の終活コラム」

第九回 「意外と楽しいお墓巡り」

川崎清風霊園の村田雄麻がタブーなしで終活や葬儀、供養について斬る込む終活コラムです。


 歴史上の人物や有名人のお墓を巡るという趣味はそんなにマイナーな趣味ではなく“墓マイラー”と呼ばれ、むしろメジャーになりつつある趣味です。個人で楽しむ域を超え、専任のガイド付きで文豪や芸術家などの墓を訪れる街めぐりや、シニア向けサークルも人気です。
墓マイラーとの呼び名は最近生まれたわけですが、昔から著名人のお墓を訪れたりするのはよく見られる現象で掃苔(そうたい)と呼ばれ大正時代はブームだったそうです。
 
 令和の墓マイラー達は有名な作家や文化人、タレントのお墓を前にスマホ片手に功績を調べながらお参りしてパシャリと写メ、そんな感じなんでしょう。
 歴史上の人物などは教科書や伝説の中に登場する人で本当にいたのかと思ってしまう方も実際のお墓を目の前にすると実在の人物だったんだという存在感に触れ、厳かな気持ちにさせてくれます。
 
そんな墓マイラー達の心を鷲づかみにする有名どころのお墓を幾つかご紹介します。
 
<ねずみ小僧:東京都墨田区回向院>
回向院は天下の大泥棒ねずみ小僧次郎吉の他にも浮世絵士の山東京伝、明治維新に重要な働きをした吉田松陰などが眠る由緒正しい寺院です。
なんでねずみ小僧のお墓が有名かというと、ねずみ小僧が長年捕まらなかった為、その運にあやかろうと、墓石を削りその粉をお守りにする風習が江戸時代からあり、今もその風習が残って受験や大きな商談の前にはお墓を削りに来るマイラーが後を絶たないという珍しい風習があるからです。(現在は削り専用の「お前立ち」という石があり、これを削る)
 
<沖田総司:東京都港区専称寺>
幕末の偉人のなかでも美しい容姿から歴女からも人気の沖田総司。そのお墓詣りは実に人気です。なぜかというと年に1度の「総司忌」しか公開されていないからです。しかも昨年も今年はコロナ禍で中止。2022年は希少なチャンスかもしれません。実施日時は毎年変わるので事前にサイトでチェックを。
 
 川崎清風霊園のある川崎市にも様々な有名人が眠っています。
例えば昭和を代表する俳優の三船敏郎さんや漫画家の藤子・F・不二雄さんなど。
事前にお調べしてお出かけしてみては。
 
次回は「一年の計は新年のお墓詣りにあり」をお届けします。
 
 
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