(株)清閑堂

故人を偲び、ご先祖さまに感謝するためにそっと手を合わせる墓石。たまにしか顔を見ることができない家族や親戚が集まり、お互いの健康に感謝する大切な場だからこそ、自分たちらしい墓石をえらびたいという声を多く聞く。　墓石は基本的に、和型、洋型、和洋型に分類される。伝統的な和型は、縦長のフォルムの3段型と呼ばれるものが主流。洋型は全体的に背が低く、横長。公園墓地や芝生墓地に美しくフィットする。荘厳な雰囲気を持つ和型だが、その背の高さ、複雑な構造のためにお手入れが大変という声も多く、洋型を好む向きも多くなってきたが、最近とくに人気が高くなってきているのが、和洋型だ。いわば双方の折衷型で、お寺の墓地の雰囲気に溶け込むよう縦に墓石を配置してはいるが、洋型のように手入れしやすいおしゃれな様相が特徴だ。仏花でなくとも、どんな華やかな花を供えても美しく映えるのも魅力のひとつ。さらに、世界で一つしかないオリジナルのデザインのものも注目されている。故人の好みを取り入れることができ、家族が集まる場にふさわしい雰囲気を醸し出せると人気だ。　いずれにせよ、心から満足できる墓石を選ぶには、プロの意見を聞くのが一番だ。石の種類、大きさ、加工の手法、耐震施行するかどうかなど、墓づくりには多くの選択肢がある。故人らしい、それぞれの家族らしい形をじっくり見つけよう。