月刊「川崎清風霊園」第七回お墓参りは離れて暮らす家族が集まって絆を確認する機会
川崎清風霊園のスタッフの皆様にインタビューした内容を“終活Café編集部”がコラム風にまとめたのがこの「月刊川崎清風霊園」です
お墓は人々にとってどんな意味があるのだろうか。広い世界、様々な解釈や宗教観があるだろうが、日本ではどうなのかを改めて考えてみたい。
お墓は生活必需品かと問えば、答えづらいかもしれないが、そうではないと思う人がほとんどだろう。しかし、安くはない金額を掛けて購入し、維持費用もかかり、年に何回かのお墓参りをする。では人はなぜそこまでして墓参りをするのか。私ごとで大変恐縮だが筆者も人並み程度に墓参りはするが、なぜそれをするのかと自問自答してみると、小さな頃から行っている年中行事だからといった何とも消極的な理由もあれば、親族一堂に介して墓参りに出向き次の世代に供養の心をバトンタッチできればといったやましい気持ちもある。満足な親孝行が出来なかった罪滅ぼしの気持ちもある。いずれにせよ費用や手間には代えられない行事である事はたしかだ。
皆様はいかがだろうか。
しかし、よくよく考えると、理由は様々あるがお墓参りとは故人とその家族が集まる場所であることには変わりはない。お墓参りを行う深い理由を追及するより、家族が集まるきっかけだから。それでいいのではないかとも思う。
そんな意味でも物理的なお墓を持つことは家族の絆を確認できる数少ない機会ではないだろうか。