美術表装 和生堂小渕博由さん

小渕博由さん

小渕博由さんと奥様の裕子さん。小渕さんは表具師であった父親にあこがれ、幼少の頃からその姿を追いかけ、高校卒業後に本格的に表具師として活動を始め、主に寺院の仕事をこなしながら、技術の向上と知識を深めてきた


文化財修復で培った技が生きる〝家宝〟としての家系図

家の記録、すなわち自分たちが生きた証を、形にして後世に伝える家系図。伝統を受け継ぐ高度な技と、古来の製法を守った自然素材で、まさに〝家宝〟と呼ぶべき家系図を制作しているのが和生堂だ。

家系図というと、徳川家や細川家といった名だたる名家のものと思われるかもしれないが、実はそうではない。表具師の小渕博由さん(和生堂代表)の元には、年間500本、この6年間で3000本に及ぶ家系図制作の依頼があるのだ。 「みなさん、ご自分の人生における、とても大きな仕事の一つと捉えていらっしゃるようです。完成品をお収めすると、これで肩の荷を下ろせた、とおっしゃる方もいます。また、結婚を機に、親御さんからお子さんに贈られるケースも増えています」 と、小渕さん。制作に当たっては、父方だけの1系統にするか母方も入れるか、あるいはどうやって昔の戸籍を調べるかなど、家系図プランナーの小渕裕子さんが相談にのってくれる。戸籍を自分で調べるのが難しい場合でも信頼できる行政書士と提携しているので制作が可能。家訓や名字の由来を入れたい、といった要望にも応じられるそうだ。
このようなきめ細かな対応ともう一つ、和生堂の家系図には品質の高さという特徴がある。小渕博由さんは、名刹の寺宝や美術館の収蔵作品、たとえば仏画や経巻、日本画、書など、数々の文化財修復を手がけてきた名工であり、用いるのはすべて厳選された自然素材だ。そのため小渕さんの作る家系図は、美術品といってもよいほどの美しさと、千年を超えて受け継ぐことが可能な保存性とを、兼ね備えているのだ。


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