第七回 「家族葬と一般葬、密葬の違いとは」月イチ連載「村田雄麻の終活コラム」

第七回 「家族葬と一般葬、密葬の違いとは」

川崎清風霊園の村田雄麻がタブーなしで終活や葬儀、供養について斬る込む終活コラムです。


コロナ禍の影響もあって最近の葬儀は家族葬からはじまり1日葬、火葬式(直葬)など簡素化の傾向は止まりません。
 
1日葬はお通夜を行わずに告別式だけの葬式形態。
火葬式(直葬)は通夜や葬儀など宗教的儀礼は執り行わないで荼毘に付すといった葬儀形態。
では家族葬はどのような葬儀形態か―
 
実は家族葬にはこれといった明確な定義はありません。
ご家族やご親族、そして生前故人と親しかったごく数人の方々が集まって最後のお別れをする葬儀形態を総称して家族葬と呼んでいるのです。
しかし、大手芸能プロダクションジャニーズ事務所の前社長ジャニー喜多川さんのご葬儀は家族葬で行われ、所属タレントを含めると約150名もの参列者がいたと報道されました。
家族葬なのに150名!?
と驚いた方も多かったかと思いますが親しかった方が多ければ家族葬とはいえそのような規模になってしまうのです。
 
では家族葬と呼ばれる前の葬儀は何だったの?
と思われる方も多いのではないでしょうか。
家族、親族、親しかった方々に加えて以前のようにご近所さんや仕事関係者、幅広い友人知人にも参列していただく葬儀形態を家族葬に対していつしか一般葬と呼ぶようになりました。
気の置けない身内だけの家族葬に対して一般葬は様々な方々にお越しいただくのでおもてなしをしっかりしなければならない必要がある反面、葬儀後に訃報を聞いた弔問客への対応が減る・たくさんの方に弔っていただける・香典額が増えるといった面もあります。
 
家族葬と似た葬儀に密葬という形態があります。
密葬には大よその定義があり、荼毘後に改めて本葬やお別れ会を行う前提の葬儀を指します。
 
最近で大規模な本葬やお別れ会を行われた著名人というと青山斎場で700名の方々に見送られた蟹江恵三さん、大阪リガーロイヤルホテルで3,700名もの参列者に見送られたやしきたかじんさん、東京ドームで9万名もの参列者に見送られたジャニー喜多川さんなどが挙げられます。
ん?ジャニー喜多川さんは家族葬ではなかったの?
そうです、お亡くなりの報道では家族葬だったのですが2か月後にお別れ会が開催されたので後日密葬だったと訂正されたのです。
 
次回は「お葬式映画に思う事」をお届けします。
 
 
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